ゴルジ腱器官(腱紡錘)システム

ゴルジ腱器官(腱紡錘)システム

2016/06/13

 

ゴルジ腱器官(腱紡錘とは)

 

腱紡錘

ゴルジ腱器官は筋-腱移行部に存在し、骨格筋の張力(引っ張られ具合)を感受して中枢に伝える装置です。

筋肉が収縮すると刺激されて(伸ばされる)筋肉の収縮を抑制します。

これによって骨と筋肉の付着部分の剥離や筋肉の断裂を防ぎます。

 

 

 

 

ゴルジ腱器官の情報伝達システム

 

ゴルギ腱器官の促進・抑制経

腱紡錘からの情報(筋肉の引っ張られ具合)は1b線維と通して中枢に伝えられます。

 

腱紡錘が反応すると主動筋(動かそうとする筋肉)を抑制し、同時に協力筋(同じような作用をする筋肉)も抑制します。

 

さらに、拮抗筋(主動筋と反対の働きをする筋肉)を促進(緊張)させます。

 

この促進と抑制の働きを相反性促通といいます。

 

これによって骨格筋が損傷することを防いでいます。

 

 

 

 

Ⅰb線維
・ゴルジ腱紡錘から中枢に向かう(求心性)神経線維であり、骨格筋の張力(引っ張られ具合)を中枢に伝えます

 

ゴルジ腱器官の特徴

 

筋線維の束と腱の移行部にあり、錘外筋線維に対して直列配置されていおる張力受容器であり、腱の伸長によりα運動ニューロンを抑制する。閾値は高い。

 

ゴルジ腱器官の閾値
・外力での筋の伸展 閾値(5~200g)
・筋収縮による張力 閾値(0.3~3g)

 

瞬発的な強い力を出そうとしたときに、閾値を超えてしまうことがあります。

 

そのような場合は1b抑制が効かないため筋肉の過剰な収縮となってしまい、組織を損傷してしまいます。

 

思いっきり飛ばそうとして力んだスイングによる急性腰痛、野球でのスイングによる急性腰痛、ボールを思いっきり投げたときに肩を痛める、重いものを一気に持ち上げようとした時のぎっくり腰、腕相撲での骨折などはゴルジ腱器官の機能がうまく働いていないことが原因である場合がほとんどです。

 

1b抑制とは、

筋の持続的伸張などでゴルジ腱器官を興奮させることにより、Ⅰb線維を介して目的とする筋の緊張が低下するという現象のことをいいます。

 

Ⅰb抑制:筋をゆっくりと大きく伸張する
→腱紡錘が反応してⅠb線維に刺激を送る
→その刺激が脊髄を通りγ線維を介して伸張した筋に抑制的に働く
→伸張した筋が弛緩する

 

1b抑制の状態依存反射反転

 

体の状態によって抑制したり、抑制を抑制(抑制しない)します。

筋肉が活動状態では1b抑制が働いて、筋肉の収縮を抑制します。

筋肉が安静状態の時は1b抑制を抑制して、筋肉が収縮します。

活動状態と安静状態は脳からの下降性の指令が影響します。

1b抑制と状態依存反射2

好ましくない腱紡錘の状態になっていると、ぎっくり腰や寝違え、足がつるなどの急性の痛みの出る症状を引き起こす原因となります。

また、立ち上がる時に腰に痛みが出るといった症状の原因にもなります。

 

体がうまく動かないことを感じたら、腱紡錘を調整することが必要かもしれません。

 

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