脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

2016/06/23

脊柱管狭窄症は腰部の脊柱管が変形し、中の神経に付随している血管が圧迫されたり、椎間板や靭帯などの関節周囲の組織の炎症が神経に影響を及ぼすことによって痛みやしびれを発症することを言います。

 

間欠性跛行を伴う下肢症状を特徴としています。

脊柱管狭窄症

間欠性跛行とは一定の距離を歩くと足の痛みやしびれ感などで足を引きずるように歩く(跛行)ようになり、休むとまた普通に歩けるようになるという状態を繰り返すことを言います。

 

痛みが強い場合は歩けなくなります。

 

症状が現れる歩く距離や時間などはほぼ一定しています。

間欠性跛行の様子

<脊柱管狭窄症の原因>

加齢による腰椎の変形や関節の支持力の低下による関節のずれなどが原因だといわれています。

 

<脊柱管狭窄症の注意点>

脊柱管の圧迫される場所によって、泌尿器に関する神経が圧迫されることがあります。

 

尿漏れ、便漏れ、尿が出ない、便が出ない、などの症状があるようであれば早急な対処が必要になります。

 

<脊柱管狭窄症に対する対策>

脊柱管狭窄症は何も対処しなければ自然に治るということのない症状です。

 

それは立つ、歩くという動作は日常で必ずある動作で、その動作が脊柱管を圧迫してしまうからです。

 

どのような要素が脊柱管を圧迫してしまうのかを突き詰めていくことが大切です。

 

<脊柱管狭窄症の検査>

確実な検査法は症状の誘発です。

 

間欠性跛行があるのであれば、歩いて痛みが出る時間と同じぐらい腰を曲げたり、反ったりする姿勢を維持します。

<ヘルニア型>

ヘルニア型脊柱管狭窄症

 

 

ヘルニア型の脊柱管狭窄症は前かがみになると痛みやしびれが生じます。

 

症状誘発までかなり時間がある場合が多いので、このような姿勢が症状を誘発しやすいです。

 

このポーズをとってすぐに腰に痛みが出たり、足に痛みが出たり、しびれが出る場合は椎間板ヘルニアを疑います。

 

 

 

 

 

<すべり症型>

すべり症型脊柱管狭窄症

 

 

すべり症型の脊柱管狭窄症は腰を反らすと痛みやしびれが出ます。

 

 

 

 

 

 

<上記の二つのポーズで症状が出ない場合>

上記の二つのポーズを行っても足に痛みやしびれが出ない場合は筋緊張性の虚血性、もしくはうっ血性の炎症障害だと考えられます。

腸腰筋、腰方形筋の影響です。

 

歩行の際に腸腰筋もしくは腰方形筋の緊張状態が続くために腰椎の関節を圧迫して虚血もしくはうっ血が生じます。

 

その際の炎症が神経を刺激して下肢の痛みやしびれを引き起こします。

 

痛みやしびれの症状があまりないにもかかわらず、足を引きずるような跛行になってしまう場合は腰椎関節周りのうっ血が原因の場合が多いです。

大腰筋の緊張と腰椎

 

 

歩行時に大腰筋の緊張状態が続くと腰椎が大腰筋に引っ張られて脊柱管や椎間関節部分が狭くなります。

(歩行性大腰筋の過緊張)

 

このことによって圧迫が強くなり症状が出ます。

 

同様に腰方形筋の緊張状態も椎間関節や椎間板を圧迫します。

(歩行性腰方形筋の過緊張)

 

<歩行性大腰筋過緊張の原因>

習慣性のものから筋膜性のものなど原因はさまざまで特定することは困難です。

 

よくある原因パターンとしては、

○膝に不具合があり膝の不具合からの侵害刺激によって歩くたびに大腰筋に反射性の収縮が起きる。

侵害刺激によっておこる反射性収縮については侵害反射を参照してください。

 

○筋膜・筋紡錘・腱紡錘のセンサーエラーによる継続性の収縮状態。(大腰筋性)

歩幅が狭くて大腰筋をあまり活動しない歩き方をしていると大腰筋の緊張状態に抑制がかからなくなり、歩くたびに緊張状態が続いてしまいます。

 

○筋膜・筋紡錘・腱紡錘のセンサーエラーによる継続性の収縮状態。(後脛骨筋性)

歩く際に後脛骨筋・前脛骨筋・腓腹筋などが正常に活動していないために大腰筋の緊張反射が出続け、抑制する反射が起こらない状態になっています。

歩幅が狭く、ペタペタと足首をあまり動かさない歩き方の場合におこります。

 

<歩行性大腰筋過緊張の改善>

○膝、骨盤、椎間関節などからの侵害刺激を減らすように関節のずれなどを矯正します。

 

○大腰筋のストレッチやトレーニングを行ってセンサーエラーを改善します。

 

施術の場合は直接筋膜、筋紡錘、腱紡錘のセンサーの調整を行います。

 

○腓腹筋・ヒラメ筋・後脛骨筋・前脛骨筋の筋紡錘などのセンサーエラーを調整します。

 

○歩行の仕方の改善を行います。

 

○腰椎の安定性を高めるために体幹トレーニングを行うことが有効です。

 

<歩行性腰方形筋過緊張の原因>

中殿筋の筋力低下を起こしていると骨盤が不安定となり、その代償として腰方形筋が過剰に作用します。

 

足があがる遊脚期の際に腰方形筋が過緊張状態になります。

 

歩行ではこれが持続するため、ある程度歩くと症状が出てしまいます。

 

この場合の症状は片側に出ることがほとんどです。

 

両側に出るということはほとんどありません。

 

<歩行性腰方形筋過緊張の改善>

○中殿筋の機能改善と腰方形筋のストレッチをすることで改善していきます。

 

○腰方形筋にトリガーポイントができてしまったり、筋膜・筋紡錘などのセンサーエラーができてしまっている場合はそれに対してのアプローチが必要になってきます。

 

○腰椎の安定性を高めるために体幹トレーニングを行うことが有効です。

 

 

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