伸張反射(筋紡錘1a反射)と腱紡錘1b抑制と1b抑制状態依存性反射反転

伸張反射(筋紡錘1a反射)と腱紡錘1b抑制と1b抑制状態依存性反射反転

2016/08/18

<伸張反射>

筋紡錘による反射です。

筋紡錘が伸ばされることで

1a運動ニューロンの刺激が脊髄を介して伸ばされた自筋(主動筋)の収縮を促進されます。

同時に同じような働きをする協力筋の収縮も促進されます。

更に拮抗筋に対して収縮の抑制が行われます。

これによって速やかに主動筋が働くようになります。

伸張反射は「戦い」や「逃避」の際に、筋肉が速やかに働くためのシステムであるといえます。

1a抑制

 

ジャンプをする際など、ちょっと沈み込むことで大腿四頭筋が伸張され、その反射で収縮するためジャンプ力が上がります。

腹筋をする際など、反動をつけると伸張反射によって楽に腹筋運動をすることができます。

この場合、反射を利用しているため、あまり腹筋の強化の効果はありません。

咳をして腰痛になる場合、息を吸うことで腹筋の伸張反射がおこり腹圧を高めることができます。これによって腹筋を使った強力な咳をすることができるのです。

この時の伸張反射によって腹壁を維持する協力筋である腰方形筋も反射的に収縮します。

これによって腰方形筋性の腰痛が起きることがあります。

 

<1b抑制>

腱紡錘による反射です。

一般的に筋肉が収縮すると関節はその筋肉の収縮によって動きます。

この時、関節が固定されていたり、筋肉の収縮スピードに関節の動きが追いついていかないと筋肉と骨の付着部である腱や筋肉と腱の移行部が損傷してしまいます。

この損傷を防ぐために腱紡錘が働いて筋肉の収縮を抑制します。

1b抑制

腱紡錘のエラーによって1b抑制が働かないと筋肉の過剰収縮状態に陥ってしまうことがあります。

足がつる、ぎっくり腰、急性腰痛は腱紡錘のエラーが原因のこともあります。

また、脳からの下降性経路によって1b抑制を抑制することがあります。

 

<1b抑制と状態依存性反射反転>

脳からの下降性経路によって1b抑制を抑制します。

活動時には1b抑制を抑制して、積極的に活動できるようになります。

休息時は1b抑制が働いて筋肉の過剰収縮を抑制します。

このように状態によって1bが抑制されたり、されなかったりすることを状態依存性反射反転といいます。

睡眠時に布団の重さで筋肉が活動状態となってしまっている場合、1b抑制が働かずに収縮してしまい、足がつってしまいます。

また、血流の低下や外気で冷えてしまった場合も、活動状態をなって足がつてしまうことがあります。

1b抑制と状態依存反射2

<筋紡錘・腱紡錘エラーの弊害>

筋紡錘・腱紡錘にエラーがあると、過剰に収縮してしまったり、逆に収縮が抑制されて筋力が発揮できなかったりします。

1b抑制の状態依存性反射反転のように筋収縮が脳からの下降性経路によってコントロールされていることから、ストレスによって筋紡錘・腱紡錘のエラーの反応が増強されます。

ストレスによって肩こり、腰痛がおきるということにつながります。

また、スポーツで故障しやすかったり、実力を発揮できなかったりすることも筋紡錘・腱紡錘のエラーが関係しているかもしれません。

 

<筋紡錘・腱紡錘のエラーの検査>

筋紡錘に手を当てる、磁石を当てることで反応が出たとき、筋紡錘腱紡錘のセンサーにエラーが起きているということがわかります。

 

<筋紡錘・腱紡錘エラーの調整>

筋紡錘・腱紡錘を縮めたり、伸ばしたりすることを20回ぐらい行うことで調整されます。

基本的に筋紡錘・腱紡錘のエラーは自然に改善することはありません。

筋紡錘・腱紡錘のセンサーエラーが自然に改善しない理由については「自然修復しない筋紡錘・腱紡錘」を参照してください。

 

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