脳脊髄液療法について

                                               
脳脊髄液とは
脳脊髄液とは脳とそこから骨盤部分の仙骨までの脊髄を包む液体とさらに神経末端までを包む液体のことを言います。
この脳脊髄液の役割は脳と脊髄と神経への栄養の供給とそこから出る老廃ずつの排泄です。
脳脊髄液は脳で作られて一定のサイクルで脳と脊髄の間を循環しています。
脊髄を出た脳脊髄液は神経周囲の腔を通って神経末端まで流れて末端の組織でリンパ液や組織液となります。
脳~脊髄~仙骨の間の循環は頭蓋の動きと仙骨の動きによってサポートされています。
頭蓋と仙骨の動きは呼吸によってサポートされています。
脳脊髄液による機能障害
脳脊髄液の機能障害に陥ると、脳や神経に栄養が送られないのでそれによる様々な症状が発症します。
また、老廃物が排泄されずに滞ってしまうのでその老廃物によっても様々な症状が発症します。
頭痛・めまい・肩こり・腰痛・冷え・生理痛・うつ・関節痛・倦怠感・自律神経失調などあらゆる症状が可能性があります。
脳脊髄液機能障害の原因
①栄養不足
脳脊髄液は血液から作られているので栄養が不足していると脳脊髄液も栄養が不足した状態になります。
脳脊髄液の栄養分が十分でないと栄養の供給先の脳や神経に栄養が送られないので障害が発生します。
偏食や無理なダイエット、吸収障害などがあるとビタミンやミネラルが不足して脳脊髄液の栄養状態が悪くなります。
脳脊髄液機能障害の検査で反応が出て、ビタミンやミネラルのエネルギーの補給で反応が消える場合はその栄養素の不足ということになります。
②老廃物の蓄積
脳脊髄液は老廃物を排泄するので、脳脊髄液機能障害が起こると老廃物の蓄積による症状が発生します。
老廃物対する自律神経反応とアレルギー反応による症状が出ます。
冷え、頭痛、鬱、痛み、倦怠感など様々な症状が起こることが考えられます。
③脳脊髄液の循環不良
脳脊髄液の循環不良は脳脊髄液の循環をサポートしている頭蓋の動きや仙骨の動きが悪くなっていることによって起こります。
また、循環経路の脊柱の動きが悪くなっていることによっても局所的な循環不良が起こります。
背骨のゆがみや骨盤のゆがみを矯正することによって、冷えや関節痛、腰痛、肩こりなどが改善する要因の一つとなっています。
頭蓋の動きと仙骨の動きは呼吸と連動しているので、意識的な呼吸をすることで脳脊髄液の循環不良があれば反応が出ます。
そして、反応がなくなるように条件反射を切り替えると脳脊髄液の循環はスムーズになっていきます。
ストレスがあると呼吸が浅くなる、溜息をついてしまう、あくびが出るなどというのは脳脊髄液の循環不良を改善するための呼吸による補正システムなのかもしれません。
また、過呼吸症候群はその補正システムのエラーでコントロールできない呼吸に陥ってしまうという場合もあるのです。
頭蓋の動きの不調パターンと症状の徴候
頭蓋の動きの不調で現れる特徴的な症状というのがあります。もし、当てはまるパターンがあるようであれば改善を試みたほうが良いかもしれません。
パターン①
・なかなか軽減しない症状、特に肩首の付け根あたりの症状
・同じような症状が繰り返し発症する
・こめかみを押すと痛い、目の奥に痛みを感じることがよくある、眉毛の上の方を押すと痛みがある ・鏡を見て左右の目の高さが違う
・おでこの生え際あたりに痛みを感じることがある
・集中力が低下しやすい
・目が疲れやすい
・時々、思考や感情がパニックを起こしてしまう
・バランス感覚が悪い
・姿勢や歩き方が悪い
・肩が凝りやすい
・肩や首が痛くなってそのあと頭痛がする
パターン②
・猫背である
・寝違えを起こしやすい
・手がしびれる
・側頭部に頭痛を感じる
パターン③
・顔を見ると片側が膨らんでいる。顔が歪んで見える。
・食後30分以内に疲労感、食後2時間以内に膨満感、胸やけを感じる
・様々なアレルギーを持っている
・消化不良を起こしやすい。食べたものが消化されずに排便されている。
・食べているのに太らない
パターン④
・頭部、後頭部への外傷。鼻への外傷の経験。
・原因のよくわからない高血圧、低血圧
・鼻づまり
・ものが2重に見える
・鬱の傾向
・依存症、固執症の傾向
・ストレスがあると固まってしまう。
・言いたいことがうまく言葉で発言できない
パターン⑤
・なで肩である。肩が下がっている。
・写真を見ると顔が傾いている
・首の痛みがある
・側弯症
・後頭部の頭痛を起こしやすい
パターン⑥
・消化不良、お腹が張りやすい
・月経時の頭痛、特に頭頂部に頭痛がある
・昼ごはんの後に強い眠気を感じやすい
・腹筋が弱い

○脳脊髄液循環不良による症状の原因に髄膜炎と脳脊髄液減少症があります。これらの症状はともに髄膜に激しいストレスがかかるために激しい頭痛や安静を必要とするための気力の低下、倦怠感などが顕著にあらわれます。
そのような顕著な症状がある場合は、お医者さんの診察を受けるようにするようにしましょう。
お医者さんで診断がつかない場合や6か月~1年以上治療をしているのに改善しないという場合になって、民間の代替医療を試してみるようにすることをお勧めします
○これらのパターンがきっちりと当てはまるわけではありませんが、一つの傾向です。
いろいろやっても改善しなかった経験の方はまだアプローチしていない脳せき髄液療法に良い反応を示すかもしれません。
脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症とは何らかの理由で脳脊髄液が減少してしまい、頭痛や様々な全身症状が現れる疾患です。
脳脊髄液減少症特有の症状に起立性頭痛がありますが、必ずしも全ての患者に現れるとは限らないようです。
全身症状についても個人差が激しく、脳脊髄液減少症との因果関係が確証されていないものが数多くあります。
脳脊髄液減少症は大きく2つのタイプに分けられます。一つは髄液の漏出がなくて脱水や栄養不足によって髄液の生成が低下し、髄液量が少なくなるタイプです。
もう一つは髄液を包む硬膜に傷が入り、髄液が漏出することで減少するタイプです。
硬膜の傷は外傷が原因と思われがちですが、ほかにも原因はいっぱいあるので特定することは困難です。
細菌やウィルス、薬物、毒素によって硬膜に炎症が起きれば傷の状態になってしまいます。免疫力の低下や栄養の低下で傷ついた組織を修復する能力が低下していると傷ついた状態が続いてしまいます。
成長期に身長が伸びる成長のスピードに硬膜の生成がそれに追いついていかない場合、硬膜に傷が生じやすくなります。偏食や無理なダイエット、睡眠不足などによってそれが引きおこりやすくなる傾向にあります
また、傷は細菌のバイオフィルムによって修復が阻害されるので、鼻炎、副鼻腔炎、夏風邪をひきやすい、中耳炎を繰り返す、虫歯が多いなどの症状がある場合は注意が必要です。
脳脊髄液減少症の症状は頭痛をはじめとして多岐にわたります。
頭痛(頭重感を含む)・すぐに疲れる・集中力がなくなった・天気の悪くなる前は具合が悪 くなる・横になると楽になる・腰痛・背中の痛み・気力が湧かない・耳鳴り・めまい・吐き気・光に過敏・音に過敏・手足のしびれ・視覚障害・聴覚障害など
これ以外にも症状はいろいろ出ることがあります。
立ち上がった時に頭痛がする、横になると頭痛が楽になるという状態は脳脊髄液減少症の特徴的な症状なので、そのような場合はお医者さんの診察を受けるようにしましょう。
これは脳が脳脊髄液の中に浮いていて、そのクッションがなくなってしまって、立ち上がる際の重力負荷で膜とぶつかってしまって痛みが出るのです。
脳にストレスが常にかかる状態にある、脳や神経に栄養の供給が低下する、脳や神経に老廃物などの毒素のストレス刺激が常にかかっているという状態にあるのでどのような症状がでてもおかしくはありません。
丸山カイロプラクティックでのアプローチ
脳脊髄液の減少であろうと、髄膜炎であろうと脳脊髄液の循環が良好でない状態になっているので、脳脊髄液の条件反射テストで反応が出ます。
反応が出ればその条件反射を切り替えていきます。
ただし、脳脊髄液の漏れを治したり、髄膜炎を治すという治療ではありません。
激しい頭痛や激しい倦怠感、吐き気やめまいなどがあるような場合は一度、医師の診察を受けましょう。
丸山カイロプラクティックではあなたの症状と脳脊髄液の循環不良が直接かかわっているかどうかはわかりません。
意識的な呼吸を行うことによって反応が出れば、脳脊髄液循環不良の徴候であるので循環不良の改善を促す施術を行います。
施術を行って反応が消えて、症状がなくなれば結果として脳脊髄液の循環不良が原因だったということがわかります。
反応が消えているのに症状が改善しない場合は、期間を開けてまた検査します。その時反応が出れば脳脊髄液の循環不良を引き起こすストレスがあるという意味を示し、そのストレスの原因をさらに探っていきます。
再度検査して反応が消えているのに症状が出る場合はその症状は脳脊髄液と関係がないといいうことがわかります。
このように反応を見ながらの施術となるので数回の治療と観察が必要です。